技術士試験の口頭試験で落ちる?絶対避けるべきNG行動9選

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建設情報コラム

2026-02-27

技術士試験の口頭試験で落ちる?絶対避けるべきNG行動9選
「筆記さえ受かれば、面接はしっかり準備しておけば大丈夫だろう」

もしかすると、あなたもそのように安心しきっているかもしれません。しかし、現実をお伝えすると、技術士試験の口頭試験では毎年10〜20%の受験生が不合格となり、悔し涙を飲んでいるのです。難関の筆記試験を突破し、会社や周囲に「受かりました」と報告した後に落ちるショックは、計り知れないものがあります。

この記事では、技術士試験の口頭試験で「落ちる人」が無意識にやってしまっているNG行動を徹底的に解説します。面接官の厳しい視点を理解し、本番での減点を防ぐことで、あなたが「技術士」という栄光を確実なものにするための具体的な対策をお渡しします。

この記事の元になった動画はこちら!

記事では伝えきれない、技術士試験の勉強方法やキャリア戦略などを、動画でさらに詳しく解説しています。ぜひ、こちらもご覧ください。

技術士試験の口頭試験で落ちる?知っておくべき「減点方式」の罠

技術士試験の口頭試験に対して、多くの受験生が根本的な勘違いをしています。まずは、試験の性質そのものを正しく理解することから始めましょう。

ネットの噂に惑わされない!口頭試験は実質「減点方式」である

技術士試験の面接は「プラス評価(加点式)」であるという公的なルールがあります。なのでネットで対策を調べると、「これを言えばプラス評価になる」「こういう態度をとれば印象が良くなる」といった情報が溢れています。これを見ると、口頭試験とはいかに自分をアピールして加点を狙うゲームであるかのように錯覚してしまうかもしれません。

しかし、結論から言うと、技術士の口頭試験は、実質的には減点方式なのです。
面接官は、「この受験生にどれだけ素晴らしい実績があるか」を探して加点方式で加点をするのは間違いありませんが、それとは別に「この受験生は、技術士としてふさわしくない欠陥を持っていないか」を見極める減点方式で『加点を控えよう』というジャッジを下しています。

つまり、口頭試験とは、いかにNG行動を避けて失点を防ぐかが最大のカギとなるのです。

合格率80%〜90%に潜む、極限のプレッシャー

口頭試験で不合格になる割合は10〜20%です。数字だけを見れば、10人に8人から9人が受かるわけですから、それほど落ちる人は少ないように感じるかもしれません。

しかし、だからこそ恐ろしい罠が潜んでいます。

「難関の筆記試験に受かったのだから、絶対に落ちてはいけない」という自分自身へのプレッシャー。そして、周囲からの期待。この極度の緊張状態が、普段なら絶対にやらないような異常な行動を無意識に引き起こしてしまうのです。緊張しやすい人ほど、このプレッシャーに飲み込まれ、自ら墓穴を掘ってしまうケースが後を絶ちません。

面接官が本当に見ている「技術士としての資質」とは

技術士とは、単に高度な専門知識を持っているだけの存在ではありません。技術の知識を保つだけでなく、それを社会にきちんと伝える責任がある立場なのです。

そのため、面接官はあなたの回答内容だけでなく、技術者としての基本的な姿勢や、人間性そのものを厳しく問うています。言い方ひとつ、態度ひとつが不適切であれば、それだけで「技術士にはふさわしくない」と判断され、一発で落ちる原因になり得るのです。
技術士資格の専門性や社会的信頼に関しての詳細はこちらの記事をご覧ください。
技術士の口頭試験で評価をする試験管

面接官は見逃さない!技術士試験の口頭試験におけるNG行動(態度・印象編)

それでは、極度の緊張から受験生がやってしまいがちな、具体的なNG行動を見ていきましょう。まずは、発言の内容以前に、態度や第一印象で減点されてしまう行動からです。

1. 「声が小さい」は致命的!コミュニケーション能力を疑われる罠

面接の場において、極度の緊張から声が小さくなってしまう人がいます。

本人からすれば「緊張しているだけ」なのですが、面接官の目にはそうは映りません。「この人はコミュニケーション能力が低いのではないか?」と厳しく評価されてしまいます。

技術士は、クライアントや地域住民、関係各所に対して、専門的な内容をわかりやすく説明し、合意形成を図る対人スキルが不可欠です。声が小さい態度は、そうした社会的な責任を果たせない人物であるとみなされる致命的なNG行動なのです。

2. 緊張のあまり「無表情」に…面接官に与えるマイナスな印象とは

声の小ささと同様に、緊張のあまり顔がこわばって無表情になってしまうのもNG行動です。

面接官も一人の人間ですので、無表情で対話されるとコミュニケーションの取りづらさを感じてしまいます。

社会に対して適切に情報を伝え、関係構築を行うべき技術士として、表情の硬さはマイナスな印象を与えかねません。

3. 「えっ?」の連発はNG!質問を何度も聞き返すと思わぬ減点に

試験官からの質問に対して、何度も聞き返してしまうのも絶対にやってはいけないNG行動です。

緊張のあまり頭が真っ白になり、言葉では聞こえているのに内容が理解できない、という現象は誰にでも起こり得ます。

しかし、それを何度も繰り返すと、面接官からは「そもそも人の話を聞いていない」「理解力が著しく乏しい」と判断され、大幅なマイナス評価につながります。

4. オドオドした「自信のない表情」が技術者としての信頼を奪う

常に自信のないオドオドした表情を浮かべるのもNGです。

これも緊張から表れてしまうものですが、社会に対して責任を負うべき技術士が、自信なさげに振る舞うことは、信頼性の欠如に直結してしまうのです。

5. 良かれと思って大失敗?控室への「早すぎる入り」がもたらす悲劇

意外と知られていないのが、試験会場の控室での過ごし方です。遅刻を恐れるあまり、1時間も前から控室に入って待機しようとする真面目な方がいます。

しかし、控室に長く留まることは明確なNG行動と言えます。

なぜなら、控室にはこれから試験に臨む受験生たちの極度の緊張感が充満しているからです。そこに長時間いると、周囲の張り詰めた空気が自分にも伝染し、緊張の波に飲まれて本番で実力を発揮できなくなってしまいます。
控室に入るのは、開始の30分前くらいが適切です。それまでは、近くの喫茶店やファミリーレストランでお茶を飲むなどして、リラックスした状態で過ごすことを強くおすすめします。

6. ヨレヨレのスーツは問題外!「だらしない身だしなみ」は即アウト

ごく当たり前のことのようですが、身だしなみがだらしない受験生も一定数存在し、これも即座に落ちる原因となります。

スーツを着ていれば良いというわけではありません。そのスーツがヨレヨレだったり、靴が泥やホコリで汚れていたりすると、面接官は「この人は技術士として、本当に社会に出して大丈夫なのだろうか?」と、試験の内容以前の問題として強い不信感を抱きます。

面接官も一人の人間です。清潔感のない身だしなみは、相手への敬意が欠けているとみなされます。面接の数日前に新しいシャツや靴を新調するくらいの気合いと準備を持って臨むべきでしょう。
技術士の口頭試験で緊張のあまり悲壮な顔の技術者

知識・経験を疑われて落ちる!技術士試験の口頭試験NG行動(受け答え編)

態度や印象をクリアしても、実際の受け答えに問題があれば、容赦無く減点されてしまいます。特に自分の経験や知識に関する質問でボロを出さないよう注意が必要です。

7. 結論はどこ?「聞かれていないこと」を延々と語るアピールの罠

面接官の質問に対し、聞かれてもいない周辺情報を長々と話し始めてしまう人がいます。これは、知識をアピールしたいという焦りからくるものですが、大いなるNG行動です。

技術士の口頭試験においては、「とにかく聞かれたことに対して結論から答え、その後に理由や詳細を説明する」という明確な流れが求められています。

この論理的なコミュニケーションの訓練ができておらず、ダラダラと話の着地点が見えない受け答えをする人は、「技術士に向いていない」と即座に判断されてしまうでしょう。
技術士に求められる論理的な思考力や表現力に関しての詳細はこちらの記事をご覧ください。

8. プロの目は誤魔化せない!「業務経歴書と話す内容の食い違い」

口頭試験において最も恐ろしいのが、事前に提出した業務経歴書の記載内容と、面接での話す内容に食い違いが生じることです。

技術士試験に合格したいがために、実際の業務経験を大げさに盛って書いたり、経験していないことを書いたりするケースがあります。しかし、プロの面接官の目は誤魔化せません。

例えば、経歴書に「コンクリートの巻き立て工事」を記載していたとしましょう。
面接官から「その現場で使用したミキサー車はどれくらいの大きさでしたか?」「そもそも、あの狭い現場にミキサー車は入れましたか?」といった、現場を知っていれば一瞬で答えられる簡単な質問が飛んできます。

これに少しでも口ごもったり、辻褄の合わない回答をしてしまうと、「この人は本当にこの業務を経験したのか?」と虚偽の記載を疑われ、一発で不合格となる可能性が極めて高くなります。
口頭試験における深掘り質問への対応に関しての詳細はこちらの記事をご覧ください。

9.「わかりません」の連発による専門知識の欠如

もちろん、知らないことを知ったかぶりして適当に答えるのは厳禁です。自分が本当にわからない質問が来た場合は、「申し訳ありません。わかりかねますので、今後の課題として勉強しておきます」と素直に答えること自体は問題ありません。

しかし、その「わかりません」があまりにも多すぎるのは致命的なNG行動です。

面接官からの専門的な質問に対して何度も「わかりません」と繰り返せば、「この受験生は、技術士として名乗るに足る専門的な知識や実務経験が根本的に不足しているな」と呆れられてしまいます。適度な素直さは必要ですが、限度を超えればただの知識不足に過ぎないのです。
技術士の口頭試験で提出したResumeに虚偽の付箋が貼られてしまった画像

口頭試験のNG行動を回避し、技術士試験を突破するための心構えと対策

ここまで、技術士試験の口頭試験で落ちる原因となる数々のNG行動を見てきました。それでは、これらの罠にハマらず、無事に合格を勝ち取るためにはどのような準備と心構えが必要なのでしょうか。

「技術士の仲間に入れてください」という謙虚な姿勢

本番の極度な緊張やプレッシャーに打ち勝ち、自信を保つための素晴らしい考え方があります。

それは、試験会場に入る際に「今まで懸命に勉強してきたことを無駄にしないよう、私を技術士の仲間に入れてください」という謙虚で素直な気持ちを持つことです。

自分を大きく見せようとするから、ボロが出たり、緊張でガチガチになったりするのです。「自分はまだまだ学ぶべきことが多いが、技術士としての情熱は誰にも負けない」という明るく前向きな姿勢で面接官と対話することが、最も良い印象を与え、自信を持った表情を引き出してくれます。
口頭試験における試験官への接し方や心構えに関しての詳細はこちらの記事をご覧ください。

本番で実力を発揮するための3つの対策ステップ

技術士の面接で求められるのは、単なる練習ではなく、厳しい「訓練」です。以下の手順で、徹底的に準備を進めましょう。
STEP 1
自分のNG行動を客観的に把握する
無意識の癖に気づくことが最初のスタートです。 声の小ささ、表情の硬さ、結論が後回しになる話し方など、 自分の改善ポイントを冷静に把握しましょう。
STEP 2
結論から話す思考を習慣化する
「結論 → 理由 → 具体例」の順で話す練習を日常から行います。 話し方だけでなく、思考そのものを論理型にアップデートしましょう。
STEP 3
プロの模擬面接で実践修正する
自分だけで改善するのは難しいものです。 第三者、できれば有資格者による模擬面接を受け、 客観的なフィードバックで精度を高めましょう。

「技術士システム」を活用したプロフェッショナルな面接対策

とはいえ、「身近に模擬面接をしてくれる技術士の先輩がいない」と悩む方も多いでしょう。

そんな方に向けて、技術士の講師と、これから技術士になりたい受講生をつなぐマッチングサービス「技術士システム」が存在します。

このシステムを利用すれば、実際に難関を突破した現役の技術士から、直接マンツーマンで面接指導を受けることが可能です。本番さながらの鋭い質問を通じて、あなたの隠れたNG行動を浮き彫りにし、確実に修正していくことができます。
講師と技術士試験受験者のマッチングサービスの画像

まとめ:口頭試験のNG行動を排除し、万全の準備で技術士試験に挑もう

いかがでしたでしょうか。この記事では、技術士試験の口頭試験で落ちる人が陥りがちな9個のNG行動について詳しく解説してきました。
今回提示した、NG行動を振り返ってみましょう。
  • 声が小さい
  • 無表情
  • 質問を何度も聞き返す
  • 自信のない表情をする
  • 控室に早く入る
  • 身だしなみがだらしない
  • 聞かれてないことを話す
  • 記載内容と話す内容が違う
  • 「わかりません」を連発する
技術士の口頭試験は、加点を狙う場ではなく、これらのNG行動による減点をいかに防ぐかが勝負の分かれ目となります。

難関の筆記試験を突破したあなたには、間違いなく技術士となる基礎的な能力が備わっています。あとは、極度のプレッシャーの中で自分を見失わず、技術者として社会に責任を持てる誠実な人間であることを、面接官に正しく伝えるだけなのです。

そのためには、自分一人での練習には限界があります。「技術士システム」のような専門の講師とのマッチングサービスを最大限に活用し、反復訓練を行うことで、自信を持って本番の扉を開けてください。
あなたのこれまでの努力が実を結び、素晴らしい「技術士」としての一歩を踏み出せることを、心から応援しています。

この記事は、YouTube動画をもとに内容をまとめたものです。

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